

作・絵:マリー・ホール・エッツ
訳 :まさき るりこ
紙の帽子をかぶり、新しいラッパを持って森へ散歩に出かけた男の子。ラッパの音を聞いて、森でくつろいでいた動物たち――ライオン、ゾウ、クマ、カンガルー、コウノトリ、サル、ウサギ――が次々と散歩に加わって、長い行列ができあがる。
ライオンは髪をきれいにとかし、ゾウはセーターに着替え、クマはジャムとピーナッツを持ち、カンガルーはおなかのポケットに赤ちゃんを入れ太鼓を手に…。いそいそと身支度をする動物たちの姿はユーモラスだが、擬人化されすぎていないのがいい。特に、ウサギはひとことも発せずに男の子のそばにただ寄り添っていて、お話に不思議なリアリティを与えている。男の子が、次々と出会う動物たちに大はしゃぎするでもなく彼らを従え、淡々と散歩を続けていくのもおもしろい。(本書説明文より)
出版社 : 福音館書店; Illustrated版 (1963/12/20)
ハードカバー : 40ページ
ISBN-10 : 4834000168
ISBN-13 : 978-4834000160
対象読者年齢 : 3 ~ 6 歳
寸法 : 18.29 x 1.02 x 25.65 cm
状態 : カバーに若干スレがありますが、本自体は綺麗です。